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木育マイスター初仕事 〜標津双葉幼稚園2日目 木育教室〜
 標津2日目、3/7(水)の様子です。

どうしても流氷を近くで見たかった私は、早起きをして明るくなるのを待ちました(どれだけ見たいのか・・・)。

宿の方に近くで流氷を見ることができるところはないかと尋ねると、「そこの信号曲がったら公園があるので、そこから見えるんじゃないでしょうか」と言われたので行ってみると・・・



ここ、ですよね。海沿いまで除雪されてるとは全く思えない雪深さ。一応ちょっとチャレンジしましたが、
車こんなに埋まっていては、私も埋まるに違いない!!



そこで海沿いを歩いてチャンスを探すと、アパートの駐車場が除雪してあり、そこから堤防によじ登ることができました〜。(しかし、腰まで雪に埋まった)

うわ〜!!!接岸してます!!!



割れてます!!!



盛り上がってます!!!



宿への帰り道、雪に埋まっている車を助けていたら朝食ぎりぎりになってしまったため、朝食後に温泉に入って、準備万端!!

今回の木育教室は弟子屈在住の自然ガイドさんと、釧路在住の大工さんと、札幌在住のおもちゃコンサルタントの私の3人でのプログラム。

それぞれ遠方のため、子どもたちに何を伝えたいか、を中心にメールにて連絡を取り合って進めてきました。

午前は室内で4歳児・5歳児対象にスタートしました。木育マイスターそれぞれの得意分野を生かそう、ということで、まずは仕事道具を見せながら、仕事の紹介をしました。

森の木⇒木材⇒おもちゃ、の順番。まずは自然ガイドさんのお仕事道具から。かんじきや樹木図鑑に子どもたち興味津々。



次は大工さん。いろんな道具があります。真剣に見入ってました。



私は音や動きがおもしろい木のおもちゃを紹介しました。



一生懸命見てくれて嬉しかった!保育士時代を思い出しました。



お話が終わったら自由に遊ぶ時間。1歳児〜全園児が合流。地域の親子のみなさんも来てにぎわいました。

親子交流館から運んできた木の砂場はやっぱり大人気。



「自由に遊んでいいよ」とすると、何をしたらいいかわからない子も出てくるのかな、と思っていたのですが、どの子も自分で遊びを見つけることができていました。

これは銭函の「木の店 AU・AU」さんのバランスゲーム。ひとりでやっている子がいると・・・



たいていほかの子が来て、3人くらいで遊びはじめます。「入れて」がとても自然に言えることにびっくりしました。

「入れて!!」「いいよ!!」といった形式的な声掛けではなく、本当にさり気なくひとりづつ増えていくんです。

みんなで遊ぶほうが楽しいことをそれぞれに知っているからなのか、どの場所でもそんな姿が見られて、いい関係が作られているんだなと思いました。



ペグさしにもなる輪投げ「こわっぱ」。ここでも協力して遊ぶ姿が見られます。手前の「ひっつき虫」で遊んでいる子どもたちも、上手に順番待っていますね。



「何しようかな〜」とうろうろしている子がいたので、近くにあったコマをまわしてあげました。すると、足を止めて「ジーッ」。



このコマはまわすと富士山のようなかたちが見えて不思議です。「どうなってるんだろう?!」、何度も何度も指を入れては動きを止めてしまいます。



何度かやってあげたら、今度は自分でまわしてみていました。



信州、別所温泉近く、山奥にある「銀河工房」のパズル。男の子は黙々と。



女の子は「見て見て~」。こんなところにも男の子と女の子の違いを感じました。



積み木「忍者」。机のはじっこまできた時、「どうするのかな~」と思って見ていたら、自然に机に沿って並べていました。なるほど。



こちらは「かえるのアクロバット」積んでは崩れ、積んでは崩れ、何人もの子どもたちが遊んでくれていました。



お片付け後は4歳児、5歳児に絵本「えぞまつ」を読み聞かせして終了。たくさんの子どもたちの笑顔を見ることができました。

さて、ここからは午後です。心配していたお天気もなんとかよくなり、冬の森へ行くプログラム決行!!
まずは冬の木々の芽の写真絵本「ふゆめがっしょうだん」の読み聞かせです。

実際の冬芽も何本か見せてもらいました。



保育園からみんなで歩いて10分くらい。ここまでは道もよかったのですが、右に見えている雪の壁を登ったら、そこから先は誰も入っていない雪の森。



木の芽を探して上を見上げたり、雪をかきわけたり。こうして一緒に過ごしてくれる先生がいるからこそ、子どもたちは安心して保育園生活を送れます。

どの先生も穏やかで、子どもたちはのびのびと生活していました。何か特別なことをするのではなく、生活の中で子どもも、先生も、自然も、ただただ存在していて、よさを認め合って、補い合って暮らしている様子が素晴らしかったです。

これが今私が学生たちに教えている「環境による保育」の理想的な姿だな、と思いました。子どもたち幸せですね。



ひたすら雪に穴を掘ってる子。「地球の反対側まで行っちゃうよ~」と言われても掘り続け、だんだん自分もずぼっと穴に落ちたりして、姿が少しづつ見えなくなってきてました!



子どもは軽いから大丈夫なのですが、大変なのは大人!!体重の重さで片足ごとに足の付け根まで埋まってしまい、悲鳴と笑い声が森にこだましていたのでした。

私は初体験!かんじきをお借りしたので埋まることなく涼しい顔で写真を撮り続けることができました。



これは「こしかわ」と言うのだそうです。座った時に冷たくなったり汚れたりしないようにするもの。犬の皮でできています。



枝を拾って園に戻った子どもたち、枝をストーブで燃やして麦茶をわかしました。「え~、もったいない」という声が聞こえましたが、こうして木は私たちの生活に役立っていることを学びました。

火を見るのも貴重な体験。子どもたちが火に近づくとハラハラしましたが、「近づくとあつい」ということも、近づかないとわからないですね。



マシュマロを焼いて、とろ~っとしたところを「いただきます!」。大人も子どももみんなで食べて、楽しい雰囲気の中、この日の木育教室は終了しました。



「標津は何もないんです」と言われ、本当に何もないと思って行ったら、人は自然体であたたかく、子どもたちの表情は生き生きとしていて、温泉は源泉かけ流しで、流氷は美しく、食事もおいしくて、本当に
素敵な場所でした。

短大時代に「ゲド戦記」を翻訳した清水真砂子先生が、児童文学の授業で「する」ことと「ある」ことの違いについてよくお話してくださいました。

ここには何かを「する」ことではなく、存在として「ある」ことの豊かさがありました。札幌でのあわただしい日常生活に戻ってしまいましたが、時々標津の風景や子どもたち、出会った先生たちを思い出すと思います。

旅や人との出会いは、その時は「点」だけど、数が増えれば「線」になり、やがて「面」になって自分の中に蓄積されていくのだと思います。

これからも大好きなおもちゃや木育を通して、たくさんの素敵な出会いと学びの日々を送りたい、と改めて感じた2日間でした。

標津のみなさんありがとうございました。
| 木育 | 23:53 | comments(1) | trackbacks(0) | pookmark |
コメント
ミーナさん、素晴らしいブログ拝見しました! 解りやすいし、見ていてまるで自分もそこに参加していたかのような感覚にもしてくれます!!
木育マイスターとしてだけではなく、子供達と接する‘カリスマ性’をすごく感じます!
木のおもちゃも、すごーく楽しそうな物ばかりで、子供だけではなく、大人の私達も遊んでみたい!ものばかりですね。
またイベント等、ブログにアップしてくださいねぇ〜。 楽しみ〜 ^0^
| ケンタン | 2012/04/07 11:53 AM |
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